手紙

髪を切りに行った2023年5月15日に手紙を書いています。

私は最寄駅から数駅行ったところにある美容室を利用しています。2席しかないこじんまりとしたところで、若いすらっとした男性の美容師さんにカットしていただいています。私はその美容師さんの技術も信頼していますが、人柄も好きで継続利用しています。

その美容師さんとは、一昨年くらいにお子さんが産まれて、日々大変なんだという話や、今年の7月に結婚式を挙げるんだが、人前で話す事を考えると今から憂鬱だなんて話しますし、私も彼女とは遠距離でGWに会いに帰って、一緒にキャンプしたんだという話や、一緒に住む事を考えているんだがいい場所はないかといった相談などをします。

また美容師さんの家庭は奥さんの立場が強いようで、機嫌を損ねないそうに日々気を使っているようです。一見、同情したくなる話かもしれませんが、直接話を聞くとそこには奥さんへの愛情が感じられます。気を使うエピソードばかり聞いていますが、それは奥さんのことを思って日々過ごしていることも含まれているだろうし、きっと奥さんとの素敵な話もたくさんあるんだろうなと思っています。

ミヨコは決して気の強いタイプではなく、一緒に住むことになっても私が日々ミヨコの機嫌を伺って過ごすことはあまりないと思います。

それでも、私はミヨコには自由に、思うがままに、過ごしてほしいと思っています。すぐ周りに気を遣ってしまうミヨコに、いろんな事を我慢してしまうミヨコに、優しさから時に自分を犠牲にしてしまうミヨコに、できるだけ気を使わず、我慢せず、自分を大切にできる生活を、少なくともそばにいる私だけでも与えてあげたいと思っています。

困ったら言ってねとか、なんでも頼ってねとか、あまり意味のないと言葉を並べても仕方ありませんが、少なくとも私はそういった思いであること、いつでもミヨコの味方だという事を知っておいてほしいです。

あなたの幸せを心から願っています。